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ダイムラー、航続1000キロ電動トラック23年試用

2020年9月24日 (木)

国際メルセデスベンツブランドのトラックを生産しているダイムラーはこのほど、航続距離500キロのバッテリー式大型電気トラック「メルセデスベンツeアクトロスロングホール」を2024年に量産開始し、航続距離1000キロの大型水素燃料電池トラック「メルセデスベンツGenH2トラック」を23年から試験運用、25年から30年までに量産開始すると発表した。

▲eアクトロス(出所:ダイムラー)

航続500キロの「eアクトロスロングホール」は、21年から量産される航続200キロ以上の大型電気トラック「eアクトロス」をベースとしたもの。これらに三菱ふそうブランドで発売されている航続100キロの小型電気トラック「eキャンター」と、ダイムラーブランドで航続370キロの中型トラック「フレイトライナーeM2」、航続400キロの大型トラック「フレイトライナーeカスケディア」を加えた5車種はバッテリー式だが、航続1000キロの「GenH2トラック」には水素燃料電池を採用した。

▲GenH2トラック(出所:ダイムラー)

「GenH2トラック」は、車両重量が40トンで、積載重量は25トン。2つのステンレス製タンクにマイナス253度の液体水素を80キロ貯めておくことで、長距離・長時間の運行を可能とする。

バッテリーと水素燃料のすみわけについて同社は、「短距離かつ軽い貨物にはバッテリー式が適しており、長距離かつ重い貨物に水素燃料電池が適している」と説明し、事業によって使用頻度や積載量、航続距離が異なる顧客に対してさまざまな選択肢を提示できることが重要だと強調した。

(出所:ダイムラー)

同社は、39年までに日本・米国・欧州で発売するすべてのトラックをゼロエミッション化することを目標にしており、今後は電気トラックの開発だけでなく、充電インフラ・水素インフラの整備や充電プロセスの最適化も重要になってくると認識。電気トラックの運用範囲を最大化するために、主要な輸送ルートに沿って公共の充電スポットを整備することが求められるようになると持論を展開した。

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