モリトが埼玉県に大規模物流センター、分散拠点集約

拠点・施設ホックやマジックテープなどの専門商社モリトは11日、埼玉県松伏町に物流センターを新設すると発表した。ロジスティクスの最適化を図るため、同社は全国に分散した外部委託拠点を集約し、同社の物流の過半を担う大規模物流センターを立ち上げる。

これまで、同社は売上規模の拡大に伴って増える商品在庫と、全国に広がる顧客の拠点に向けた配送ニーズに対応するため、段階的に物流拠点を増設してきたが、これらの分散した拠点を統合・集約する拠点として松伏町の新拠点を活用する。

全体最適の視点から効率的なサプライチェーン管理体制を構築し、物流環境の変化と高まり続ける顧客ニーズに対応しつつ、自社の成長を中長期で支えるための収益基盤を強化する。

新拠点「埼玉松伏物流センター」（仮称）は鉄骨造・地上2階建て、敷地面積は1万5553平方メートル、延床面積は1万3975平方メートル。建設資金として30億円を投資し、2018年12月の稼働開始を目指す。