ヤマト、羽田クロノゲートで仕分け作業コンテスト

ロジスティクスヤマト運輸は19日、羽田クロノゲート（東京都大田区）で、仕分け作業に携わるスタッフのモチベーションと品質向上を目的に「ベースマスターズ2017」を18日に開催したと発表した。

当日はベース品質技能コンテストと小集団で業務改善活動を行う「ベース・グループ・マネジメント（BGM）」の改善活動発表会を実施。

ベース品質技能コンテストには各支社代表3人、計30人出場した。「年末繁忙期の初日に、新人作業担当スタッフがいる」場面を想定し、声掛けなどのチームワーク、丁寧な荷扱い、正確性、安全性、所要時間などの効率性について審査した。

新人作業担当スタッフへ適切に指示を出しながら荷物を安全にベルトコンベアへ運ぶ「流し作業部門」と、新人作業担当スタッフが担当している仕分けエリアに応援に入り、荷物をロールボックスパレットへすばやく積み付ける「積み付け部門」に分かれて技能を競った。

▲（写真左）流し作業部門で声を掛け合いながら作業を実施（右）積み付け作業部門で新人作業担当スタッフへ積み付けについてアドバイスしている様子

BGM改善活動発表会は各部門3グループ計9人が出場。ベース作業の改善活動について発表し、活動の自主性、創意工夫、全員参加、継続性、水平展開性などを審査した。

全国から選抜されたグループの改善活動について、小集団のリーダーが発表する「グループ部門」、全国から選抜された改善活動について、統括グループ長が発表する「統括グループ長部門」、ベースマネジメント事例について、本社が推薦するベース長が発表する「管理者部門」で行っtた。

同社の全国に69か所ある宅急便などの荷物の仕分けを担当するベース店（物流ターミナル）には、フルタイマー社員・パートタイマー社員などを合わせて、作業担当スタッフが4万2000人在籍しており、ベースマスターズはこの作業担当スタッフが日頃の業務のなかで積み重ねた技能や取り組みを全国規模で披露する機会を創出する場として2015年から開いている。