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CRE、東西の開発中施設で日通・コイズミ物流と契約

2017年10月25日 (水)

▲ロジスクエア春日部

空白

拠点・施設シーアールイー(CRE)は25日、同社が開発中の物流施設「ロジスクエア鳥栖」(佐賀県鳥栖市)で日本通運と、「ロジスクエア春日部」(埼玉県春日部市)で小泉産業の物流子会社・コイズミ物流とそれぞれ賃貸借予約契約を結んだ、と発表した。これらにより、両施設は来年2月(鳥栖)と6月(春日部)の竣工前に契約率が100%となった。

日通はロジスクエア鳥栖の一棟全体(延床面積1万7789平方メートル)を一括で借り受け、九州全域を対象とした戦略物流拠点と外販業務の受注拡大に向けた営業拠点として活用する。

コイズミ物流はロジスクエア春日部(2万2187平方メートル)全体を利用し、小泉産業グループの東日本向け物流拠点として運用するほか、グループ外からの物流受託拠点に位置づける。

▲ロジスクエア鳥栖

■ロジスクエア鳥栖、大庇の無柱空間設け入出荷効率重視
ロジスクエア鳥栖は1万5777平方メートルの敷地に地上2階建て、延べ面積1万7789平方メートルの物流施設として6月1日に建設工事に着手し、18年2月末の竣工を目指している。施設はワンフロアが2500坪の2階建てで、1・2階ともに倉庫内有効高を5.5メートル以上確保。

トラックバースは大庇による無柱空間とし、階層を2階建てに抑えることで、上下搬送による時間的なロスを抑え、スピーディーな入出荷オペレーションに対応する汎用性の高い施設計画とした。

現地は長崎自動車道鳥栖インターチェンジ(IC)から2.4キロ、国道3号線沿いに立地。九州自動車道、長崎自動車道、大分自動車道の結節点にある立地特性を活かし、九州全域をカバーする広域物流拠点としてニーズが高いエリアとなっている。

■ロジスクエア春日部、筋交いと間柱なくし保管効率アップ
ロジスクエア春日部は1万3662平方メートルの敷地に地上3階建て、延べ面積2万2187平方メートルの物流施設とする計画で、6月26日に着工、18年6月末の竣工を目指している。ワンフロアが2150坪の3階建てで、1階のトラックバースを北側・東側の2面に配置し、場内出入口は入口専用、出口専用の2か所のゲートを設け、敷地内車両動線をワンウェイとする。

庫内は平均照度300ルクス以上、床荷重は1平方メートルあたり1.5トン、有効高は各階6メートル以上を確保し、防火区画壁に耐火断熱パネルを採用。ブレース(筋交い)や間柱を無くすことで保管効率の向上に寄与する設計。

国道16号線と国道4号線(越谷春日部バイパス)に程近く、両国道が交差する庄和ICから1.8キロに位置している。接道する都市計画道路藤塚米島線(幅員16メートル)の全線開通により、主要幹線道路へのアクセスが飛躍的に向上する見通し。