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ZOZO、「本来無料ではない」と送料一律200円に

2017年10月30日 (月)

(出所:スタートトゥデイ)

話題ファッションECサイト「ZOZOTOWN」をするスタートトゥデイは30日、購入客が自分で自由に送料を決められる「送料自由」をテスト的に実施した取り組みで、実際に顧客が支払った送料の平均額が96円だったことを踏まえ、11月1日からゲスト客を含む全ての利用者を対象とした送料を一律200円に変更する、と発表した。

同社は送料自由の全国平均「顧客が平均100円程度の」送料を希望していることがわかった」とした上で、「物流全般の効率化や機械化を図り、顧客の希望である100円程度の送料負担に少しでも近づけるよう、企業努力を継続する」と、一律200円に変更する理由を説明。

送料ゼロが設定された注文の割合が43%あったことについては「『送料は無料が当たり前』という認識が一定数(あった)」と、送料を無料とすることへの要望が強いことを認識しながらも、「当社としては、送料は本来無料ではなく有料であることの社会的認知を広げ」ていく活動に努める考えを示した。

物流機能の高度化を図りながら、要望の多かった「100円」に近づけていけるよう努めていくことと併せて、今後「送料無料」という表現の使用をやめ、「基本的にはすべての注文で一律の送料」を請求することとした。

顧客が送料を自由に決められるという異例の取り組みで注目された同社の「送料自由」は、顧客の要望として「100円程度」、これに対して同社が現時点で示した答えが「一律200円」という結果でいったん決着することとなった。