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アズビル、受託ESCO事業でカーボンオフセット

2012年4月16日 (月)

イベントアズビル(旧山武、東京都千代田区)は13日、秋田県から受託したESCO事業「秋田県立総合プールESCO事業」で、現場事務所の電力使用や作業員の移動に伴うCO2排出量2トンを自社保有の国内クレジットを使用し、カーボンオフセットを実施したと発表した。ESCO事業者が自社の保有クレジットで工事に伴うCO2をオフセットした事例は国内初。

 

同社はESCO事業によってCO2を削減し、それで発生したCO2クレジットを自ら共同実施者となって取得・保有している。保有クレジットは、自社のイベントのカーボンオフセットなどに活用してきたが、今回「秋田県立総合プールESCO事業」の工事で排出するCO2のオフセットを目的として政府に償却申請を行い、手続きが完了した。

 

「秋田県立総合プールESCO事業」は県が2010年度に公募し、同社が受託。高効率設備の導入と燃焼空気比の調整やBEMSによるさまざまな設定、制御方法の適正化などの運用改善も実施し、約25%のCO2削減を目指す事業。さらに対策工事に伴って排出するCO2もカーボンオフセットするというCO2削減ESCO事業となっている。

 

ESCO事業は、顧客の水道光熱費などの経費削減を行い、削減実績から対価を得るビジネス形態。