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兵庫県内港湾から阪神港への輸送、内航転換に助成金

2017年11月14日 (火)

国内兵庫県は、県が管理する姫路港、尼崎西宮芦屋港、東播磨港などと阪神港を結ぶコンテナ輸送を大型トレーラーから内航船へ転換する取り組みを促すため、陸上から海上輸送へシフトしたコンテナ1TEUにつき3000円を助成している。

予算枠は2600万円で、17年4月1日から18年2月28日までに県管理港湾の公共埠頭と阪神港(神戸・大阪港)との間で海上輸送されるコンテナ貨物が対象で、実入り、空コンテナの区分は問わない。

県管理港湾の公共埠頭で船舶コンテナ貨物の揚げ・積みを行い、CO2排出量の削減見込みが算定できること、海上コンテナ(20フィート、40フィート)であること、荷主企業・フォワーダー・船社などで協議会を設立し、貨物の増加や輸送コストの削減に取り組むこと――が条件。

同県では、コンテナ貨物取扱量の増加による県管理港湾の活性化や国道2号バイパスなど沿道環境・地域環境の改善を図るため、大型トレーラーによる陸送から内航船へのモーダルシフトに取り組んでおり、併せて阪神港への集貨につながる内航フィーダー網の強化を進めている。