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「荷主獲得」より「営業と現場連係」への期待高く

異例の「テーマ未定」物流セミナー、申込み400人に迫る

2017年11月29日 (水)

話題ロジザード(東京都中央区)が参加申し込み受付中の「ロジザード物流セミナー2018」は、申込者数が29日時点で400人近くに達していることがわかった。11月半ばに300人を超え、現在も毎日10人程度のペースで増えている。

このセミナーは2018年2月15日に東京、3月7日に大阪でそれぞれ同じ内容で開催するもので、同社によると「会場の最大収容人数は東京624、大阪248」となっており、受付定員は申込状況などを考慮して決める考え。

ロジザードによる企画の過去のセミナーに登壇した講師の中で特に好評だったトークロア社長の伊藤良氏と合同会社インフィニティーオクターバー代表社員の栗田由菜氏をゲスト講師として招く。ロジザードからは、同社の金澤茂則社長が登壇する。

16年の同時期のセミナーに275人、17年には604人が来場し、同社の企画に対する参加者の期待が回を重ねるごとに高まっている様子がうかがい知れる。特に18年春開催分は、講演テーマを現在受付中のアンケート結果を参考にして決める企画となっており、話す内容が事前に決まっていないセミナーにもかかわらず、その参加申込者が400人に迫るという“異例”の事態となっている。

荷主にとっては物流の確保が難しく、物流会社も人員確保を中心とした現場の作業体制を整える難易度が高まっている業界事情を反映してか、参加申込者が求める講演内容は「荷主獲得」よりも、営業と現場の連係レベルを引き上げる類いのテーマが優勢。現場へのITシステム導入など省力化・省人化手法への関心も高く、人材育成や人員運用の改善などの定番テーマを上回る期待が寄せられているという。

実際の講演テーマはアンケート結果を参考に12月中に決定されるが、ほぼアンケート結果に沿ったものになる可能性が高く、「テーマ未定」「開催まで3か月以上前の段階で400人に迫る申込者」という異例尽くしのセミナーのテーマが見えてきたこともあり、今後は残る席数を求めてさらに申し込みペースが上がってくるだろう。

■セミナーの詳細と申し込み
https://marketing.logizard.co.jp/public/application/add/225

▲最大収容人数624人の東京会場