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JMUほか2社、ものづくり大賞で内閣総理大臣賞を受賞

2018年1月15日 (月)

▲構造アレスト技術を適用した1万4000TEUコンテナ船

認証・表彰IHIは15日、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)、JFEスチールとともに「構造アレストで実現したメガコンテナ船」の開発で、第7回ものづくり日本大賞の製品・技術開発部門・内閣総理大臣賞を受賞したと発表した。

コンテナ船は急速に大型化が進み、それに合わせて鋼板の厚肉化や高強度化、高アレスト性能(亀裂伝播停止性能)が求められていいる。そこでIHIは、JMU、JFEスチールと共同で、溶接構造体である船体の特徴を活用した革新的な「構造アレスト」技術を世界で初めて開発した。

構造アレスト技術は、溶接・設計を含めた新しい構造により、船体のアレスト性能を向上させるもの。またこの技術に適用可能な高強度極厚鋼板、鋼板の極厚化による溶接工数増加を抑制できる、高能率溶接技術を併せて開発することで、船体の大型化、貨物積載量増加、船体の軽量化による燃費改善を可能とした。これらの技術開発により、安全・環境性能に優れるメガコンテナ船を開発した。