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ヤマトなど4社、バンコク東急で日本の農水産品販売

2018年1月24日 (水)

ロジスティクスタイのバンコク東急百貨店パラダイスパーク店で24日、日本の農水産品を販売する店舗「47フレッシュ・フロム・ジャパン」が本格オープンした。

パラダイスパーク店を運営するPT リテイルコーポレーション(タイ・バンコク)、ライヴス(東京都渋谷区)、メディエーター(バンコク)、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン(東京都中央区)の4社が連携し、輸出入手続き、輸配送、現地販売までをトータルで提供、日本の生産者の農水産品輸出拡大をサポートする。

タイには多くの日本食レストランが進出し、同国政府による健康促進対策の実施に伴い、国民の健康志向と日本食材へのニーズが同時に高まっているが、日本の生産者がタイへの販路拡大を図る場合、煩雑な輸出入手続きや現地での販売先の開拓、言語の壁などが課題となっていた。

特に販売先の開拓が難しいとされていたことから、4社が連携してバンコク東急百貨店パラダイスパーク店に、販売する拠点を開設。日本からタイまでの輸出入手続き、タイ・バンコク市内の配送までをカバーするサービスを開始した。

(出所:ヤマトホールディングス)

各社の役割は、PTリテイルが販売スペースの提供、ライヴスが日本国内商品の買取・輸出・マーケティング業務、メディエーターがタイの店舗設営・運営・販売・輸入・日本産品プロモーション、ヤマトグループが日本・タイでの輸送と商品提案を担う。

これにより、日本の生産者はライヴスへ国内販売することで、タイで販売できるようになり、タイでの商品嗜好調査も対応可能となる。またタイの消費者にとっては、日本から産地直送の「旬」な食品を自国の販売店で新鮮なまま入手できる。

当面は果物を中心に販売し、段階的に魚介類や加工食品に広げ、日本全国の産品を取りそろえる商品展開を目指す。また、ヤマトグループがタイで展開する宅急便ネットワークを活用し、ECで注文を受けた商品をタイの消費者に直接届けるなど、販路の多様化を検討していく。