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日本郵船、仏電力会社に新造LNG船貸出し

2018年1月29日 (月)

ロジスティクス日本郵船は29日、フランスの電力会社「EDF」のLNG海上輸送子会社に新造LNG船1隻を貸し出すと発表した。

26日にEDF LNGシッピング社に貸し出す契約を締結した。LNG船は2020年4月30日に竣工し、EDF向けのLNG輸送に従事する。契約期間は7年で、用船者側に最長13年間の延長オプションがある。

投入するLNG船は、現代三湖重工業(韓国)で建造される17万4000立方メートルメンブレン型のLNG船で、EDFが求める高い性能基準をすべて満たす。

燃料油と航行中に気化してしまう天然ガス(ボイルオフガス)を利用する二元燃料低速ディーゼル機関だX-DFエンジンを搭載し、カーゴタンクのボイルオフ率を低レベルに抑えるタンク方式を使用する。

日本郵船では「今後も長期契約を主体とする運賃安定型ビジネスを着実に積み上げ、エネルギーの安定輸送に尽力する」としている。