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日本郵船、伊電力大手と20年のLNG船用船契約

2019年4月10日 (水)

ロジスティクス日本郵船は10日、イタリア電力大手のエディソンと新造液化天然ガス(LNG)船1隻の長期定期用船契約を締結したと発表した。契約期間は延長オプションを含めて最長20年間。長期契約などの「運賃安定型事業」の積み上げに注力する同社の事業戦略に沿ったもの。

新造船は韓国の現代三湖重工業で2022年に竣工する。主機関にはウィンGD社製の、燃料油と航行中にカーゴタンク内で気化したLNG(ボイルオフガス)を利用できる燃料消費効率に優れた「二元燃料低速ディーゼル機関」を搭載し、防熱性能の高い容量17万4000立方メートルのメンブレン型カーゴタンク、余剰ボイルオフガスを再液化できるエア・リキード社製の装置を採用する。

LNG船の概要
積載容量:約17万4000立方メートル
全長:約297メートル
全幅:約46.4 メートル
主機関:X-DFエンジン
航海速力:19.5ノット
建造造船所:現代三湖重工業株式会社
竣工予定:2022年