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【決算】センコー、最終利益5割増、今期売上3000億円へ

2012年4月26日 (木)
2012年3月期連結通期(単位:百万円)
 2012年3月期2011年3月期増減率
売上高270,361241,04612.2%
営業利益8,2746,09935.6%
経常利益8,3336,37530.7%
当期純利益3,4782,26153.8%

メディカル最終利益53.8%増加
国内では、千葉県野田市に同社最大の物流拠点となる「野田第1PDセンター」「野田第2PDセンター」を開設し、大手GMS(総合スーパー)の物流業務を行うとともに、関東地区で物流サービスを強化した。

 

さらに、宮崎県北部の倉庫拠点集約と保管面積拡大を目的とした「日向PDセンター」を宮崎県日向市に、北海道北広島市には北海道全域を対象とする物流サービスを拡充するための「北広島PDセンター」をそれぞれ開設。ケミカル製品の安定輸送、事業拡大を目的にケミカルタンカー「扇奥羽丸」を就航させた。

 

海外では、米国ケンタッキー州に「ケンタッキー物流センター」を開設し、米国の現地企業や日系企業向けに物流業務を開始。商事・貿易事業の強化の一環として、包装資材・食品・酒類・生活雑貨の総合商社である「スマイル」を、新たな物流サービス分野への事業展開を図るため、楽器・精密機器・重量物・医療機器の輸送などを行う「中国ピアノ運送」を、それぞれ子会社として同社グループに迎えた。

 

東日本大震災の復旧需要や、災害関連商品や節電関連商品などの既存物量が増加したほか、9月にスマイルをグループ会社とし、新規顧客の積極的な開拓を行ったことなどにより、連結売上高は12.2%の増収となった。

 

利益面では、燃料費の上昇などのマイナス要素があったものの、増収効果とコスト改善効果で、連結営業利益が35.6%の増益、連結経常利益も30.7%の増益となった。最終利益は53.8%の増益となった。

 

物流事業部門、復旧需要などで5.2%増収
住宅物流事業で仮設住宅などの震災復旧需要、流通ロジスティクス事業で復旧住関連商品や節電関連商品、暑さ軽減商品などの既存物量が増加し、新規顧客の開拓による売上拡大などもあって、事業収入は2224億9400万円と5.2%の増収となった。

 

次期は年商3000億円の見通し
連結売上高3000億円、連結営業利益102億円、連結経常利益100億円、連結当期純利益50億円を見込む。