【4-9月期】センコー、災害・節電関連の物流増加

ロジスティクス 

7-9月期は、7月に米国ケンタッキー州に「ケンタッキー物流センター」を開設し、同国の大手小売会社の資材の保管・配送、日系企業の物流業務を開始した。8月には大手GMS（総合スーパー）の物流業務を行う同社最大の物流センター「野田第1PDセンター」を千葉県野田市に開設。また、9月に商事・貿易事業強化の一環として、包装資材・食品・酒類・生活雑貨の流通商社「スマイル」を子会社化した。

東日本大震災の復旧需要、災害関連商品や節電関連商品などの既存物量が増加し、連結売上高は1268億3700万円と前年同期比7％の増収となった。利益面は、燃料費の上昇などのマイナス要素があったものの、増収効果とコスト改善効果で営業利益は38億100万円で37.7％の増益、経常利益29.6％増益、四半期純利益も24.5％の増益となった。

住宅物流事業では仮設住宅などの震災復旧需要、流通ロジスティクス事業は復旧に関わる住関連商品や節電関連商品や暑さ軽減商品などの既存物量の増加、新規顧客開拓による売上拡大などがあり、事業収入は1104億7000万円と6.3％の増収となった。