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UPS、米国発ドバイ向け直行便で1営業日短縮

2018年2月6日 (火)
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ロジスティクスUPSは6日、米国からドバイ向け直行便の新規就航を開始し、米国発中東主要地域向け貨物の配達時間を1営業日短縮する、と発表した。

同社は新たにボーイング747-8型貨物機を導入し、アフリカ、インド亜大陸へのゲートウェイとなる中東の主要仕向地向け配達時間を1営業日短縮する。

就航するルイビル-ドバイルートは、UPSの定期航空貨物便の中で最長となる1万2400キロを飛行する。従来よりも貨物積載量が大きく、長距離運航が可能な747-8F型機を投入することで実現した。現在、同ルートは週1便で運航されているが、2月27日から火-土曜の週5便運航となる。

2020年に開催されるドバイ国際博覧会とその先を見据え、ドバイを仕向地・経由地として出荷する顧客の利便性を高める。これにより、UPSはISMEA(インド亜大陸・中東・アフリカ)地域本部を置くドバイで存在感を高める狙い。

UPSインターナショナルでプレジデントを務めるジム・バーバー氏は「世界の国内総生産(GDP)の3%に相当する貨物を輸送するUPSのスマート・グローバル・ロジスティクス・ネットワークが、拡大する国際貿易需要に対応するため、進化を続けていることを示している」とコメントし、国際貿易の拡大に同社が対応していることを強調している。

今回のルイビル-ドバイルートは、ケンタッキー州ルイビルのグローバル航空ハブ拠点「ワールドポート」発着で世界を一周する航空ルートの一部となる。

ドバイに到着した貨物機には、新しい小口貨物と一般航空貨物が積み込まれ、UPSのアジア最大のハブ拠点がある中国・深センへ向けて出発。深センで米国向けの貨物が積み込まれた後、アラスカ州アンカレジを経由してルイビルへ戻る。

新フライトの就航により、就航中の独ケルン発ドバイ向け便の貨物キャパシティが増え、欧州からインド亜大陸、中東、アフリカをで横断的に事業を展開する顧客のニーズに対応する。