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日本梱包運輸倉庫、全長23mフルトレーラー導入

2018年2月9日 (金)
空白

話題ニッコンホールディングスは8日、同社の中核事業会社である日本梱包運輸倉庫が、5日から車両全長23メートルのフルトレーラーを導入し、埼玉県狭山市と三重県鈴鹿市を結んで運行を開始したと発表した。

日本梱包運輸倉庫では、2013年11月にフルトレーラーの全長上限値が19メートルから21メートルに規制緩和されたのを機に21メートルフルトレーラーの導入を決定し、14年2月に他社に先駆けて運行を開始した。積載容量拡大によって幹線輸送を効率化し、「省人化」と「環境負荷低減」を目的としたもので、すでに100セットを導入している。

また、16年11月からは、国土交通省の「ダブル連結トラック実証実験」にも参加。この実験では乗務員の「乗継ぎ方式」を採用しており、併せてすでに導入している21メートルフルトレーラーの運用の中にもその方式を取り入れ、ドライバーの労働時間短縮の施策としても取り組んでいる。一方で、ドライバー不足の深刻さが一層増しているなか、さらなる効率化を目指し、自社取り扱っている貨物の重量・容積・荷姿などから、大型トラック2台分の積載容量となる23メートルのフルトレーラーが適していると考え、架装メーカーと共同で車両の開発を進め、今回の導入となった。

今後、このトレーラーを国土交通省が推進している「生産性革命プロジェクト-道路の物流イノベーション」の実証実験に追加参画し、プロジェクトに協力する。