環境・CSRProud Partners(東京都新宿区)は19日、自動車運送業向けの特定技能人材としてウズベキスタン人ドライバーを育成するプロジェクトの一環で、同国での選考会(全2回)を実施したと発表した。
プロジェクトは、ことし6月から開始されたもので、日本国内の深刻なドライバー不足に対応するため、ウズベキスタン政府との国際労働協定に基づいて進められている。選考会は10月と12月に実施され、定員500人に対し1278人の応募があり、選抜された120人が第1期生となる。

▲12月の選考会の様子(出所:Proud Partners)
合格者は全員が運送実務経験を持ち、多くは30代。26年1月から現地職業訓練センターで6-8か月間にわたり、日本語と日本の交通規則を基礎とした安全運転教育を受ける。300人については、イズミ物流(東京都千代田区)と共同で、同社の安全基準に則った8か月間の研修を予定している。
研修内容には、日本の道路標識や交通ルールの理解、長距離運転時の疲労管理、都市部での駐車技術、緊急時の対応などが含まれ、実地訓練も実施される。候補者は現地での寮生活を送りながら教育を受け、日本での即戦力となることを目指す。
特定技能制度の対象分野拡大により、外国人材の活用が進むなか、運送業界では免許切替や事故リスクなどが課題とされている。今回の取り組みは、安全性と即戦力性を両立させる育成スキームとして、物流現場の人材確保に寄与する狙いがある。
同社は今後、外食・建設分野への展開や、ウズベキスタン市場に進出する日本企業の支援も視野に入れ、循環型の人材サービスの確立を目指すとしている。
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