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【決算】飯野海運、船型大型化も減収・コスト増補えず

2012年4月27日 (金)
2012年3月期通期連結(単位:百万円)
 2012年3月期2011年3月期増減率
売上高77,97574,4724.7%
営業利益1,5872,393-33.7%
経常利益-4641,059-
当期純利益-4,294654-

ロジスティクス船型大型化も減収・コスト増補えず
収益の向上を図るため、船型の大型化や南米向け配船を積極的に行ったが、円高による収入減少や燃料油価格の高騰によるコスト増を補うことができなかった。主力のケミカルタンカー事業では、既存契約の有利更改など効率配船、減速航行による船腹調整に努め、事業環境悪化による影響を最小限にとどめるよう注力。ケミカルタンカーの船隊整備を進める過程で、特別損失として減損損失32億6400万円、固定資産売却損16億7300万円を計上した。不動産業では昨年10月、建替え工事を行っていた飯野ビルディングを満室で開業した。

 

次期、1ドル77.5円想定し黒字化見込む
今期に入り、ケミカルタンカー事業で不経済船や高齢船の処分、最適船型船への入れ替えといった船腹調整を実施。これにより、2015年3月期は売上高830億円(6.4%増)、営業利益33億円(2倍増)、経常利益18億円、当期純利益16億円を見込む。想定為替レートは1米ドル77.5円。