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JR貨物、3月繁忙期対策で輸送力9350トン増強

2018年2月15日 (木)

話題日本貨物鉄道(JR貨物)は、年度末の3月に昨年末と「同等以上のトラックドライバー不足」が想定されるとして、3月上旬から4月初旬までの間に延べ30本の臨時貨物列車を運行させるなどし、12フィートコンテナ換算で9870個(4万9350トン)の輸送力を増強する。

今年度は1月に入って大雪など自然災害の影響を受けているが、トラックドライバー不足に対応するため、鉄道へのモーダルシフトの動きが積合せ貨物を中心に顕著となっており、1月末時点の輸送量実績は対前年2.8%増で推移している。

特に3月は年度末で輸送需要が高まる時期であり、中旬以降には引越貨物の増加も加わることから、JR貨物では「昨年12月と同等以上のトラックドライバー不足となる」とみており、3月上旬から4月初旬にかけて延べ30本の臨時貨物列車を運転。また68本の貨物列車の曜日運休を解除することにより、12フィートコンテナ換算で9870個(4万9350トン)の輸送力を増強する。

臨時貨物列車は「大阪貨物ターミナル→鳥栖貨物ターミナル(佐賀県)」を3月20、22、23、27-30日に、「北九州貨物ターミナル(福岡県)→大阪貨物ターミナル」を3月22、24、25、29-31日、4月1日に、「隅田川(東京都)→札幌貨物ターミナル(北海道)」を3月21、23、24、27-31日に、「札幌貨物ターミナル→隅田川」を3月23、24、27-31日、4月1日にそれぞれ運転し、計2300個分の輸送力を追加。

これらに加え、年度末や引越貨物などの需要に対応するため日曜日を中心に曜日運休を解除し、21区間で延べ68本の貨物列車を運転する。曜日運休の解除に伴い、増加する輸送力は12フィートコンテナ7570個分。

■曜日運休の解除

列車番号発駅着駅運転日輸送力
3071隅田川盛岡貨物ターミナル3/18、25、4/1コンテナ車20両12ftコンテナ100個
3070八戸貨物隅田川3/18、25、4/1コンテナ車20両12ftコンテナ100個
3073横浜羽沢仙台貨物ターミナル3/4、11、18、25、4/1コンテナ車20両12ftコンテナ100個
3078仙台貨物ターミナル新座貨物ターミナル3/4、11、18、25、4/1コンテナ車20両12ftコンテナ100個
65東京貨物ターミナル百済貨物ターミナル4月1日コンテナ車24両12ftコンテナ120個
64百済貨物ターミナル東京貨物ターミナル4月1日コンテナ車24両12ftコンテナ120個
1055東京貨物ターミナル福岡貨物ターミナル3/22、26コンテナ車26両12ftコンテナ130個
1054鍋島東京貨物ターミナル3/21、25、4/1コンテナ車26両12ftコンテナ130個
69-1057東京貨物ターミナル福岡貨物ターミナル4月1日コンテナ車26両12ftコンテナ130個
4075百済貨物ターミナル東青森3/25、4/1コンテナ車20両12ftコンテナ100個
4077-4076八戸貨物百済貨物ターミナル3/25、4/1コンテナ車20両12ftコンテナ100個
4071百済貨物ターミナル新潟貨物ターミナル3/11、18、21、25、4/1コンテナ車21両12ftコンテナ105個
4070新潟貨物ターミナル百済貨物ターミナル3/11、18、21、25、4/1コンテナ車21両12ftコンテナ105個
4059大阪貨物ターミナル新潟貨物ターミナル3/18、25、4/1コンテナ車20両12ftコンテナ100個
4058新潟貨物ターミナル大阪貨物ターミナル3/18、25、4/1コンテナ車20両12ftコンテナ100個
1087百済貨物ターミナル福岡貨物ターミナル3/4、11、18、25、4/1コンテナ車26両12ftコンテナ130個
1086鍋島百済貨物ターミナル3/4、11、18、25、4/1コンテナ車26両12ftコンテナ130個
59大阪貨物ターミナル鳥栖貨物ターミナル3/4、11、18、25、4/1コンテナ車24両12ftコンテナ120個
58鳥栖貨物ターミナル大阪貨物ターミナル3/4、11、18、25、4/1コンテナ車24両12ftコンテナ120個
3096-2077新潟貨物ターミナル岡山貨物ターミナル3/25、4/1コンテナ車19両12ftコンテナ95個
2076-3097岡山貨物ターミナル新潟貨物ターミナル3/26、4/2コンテナ車21両12ftコンテナ105個