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搬送材料の流量・総量を瞬時に確認できる電子天びん

2018年2月19日 (月)

サービス・商品電子計測器メーカーのA&Dは19日、ポンプやフィーダーなどで搬送される材料の流量と総量を瞬時に確認できる、電子天びん「GX-A/GF-Aシリーズ」に関する特許を申請したと発表した。

今回申請した特許は流量測定機能「FRD」に追加した自動計算機能で、「GX-A/GF-Aシリーズ」では新機能としてすでにほかの1件の特許を取得済み、1件を申請中。製品出荷は3月下旬から開始する。

FRDは「GX-A/GF-Aシリーズ」に標準装備される機能で、「Flow Rate Display」の略。ポンプやフィーダーなどの搬送による荷重の変化を「流量」として計算し、天びん単体で高精度の流量測定を可能にした。

この機能により、流量測定でストップウォッチを用いる手間を省くことが可能になるほか、誤差の少ない流量と総量が瞬時にその場で確認できる。また、あらかじめ充てん量を設定しておくことで、計量値が設定量になったタイミングで材料の充てんを止めるための信号を出力する。

経時的な流量の計測は、従来は天びんで測定したデータをパソコンなどに取り込み、プログラムにより計算していたが、新機能によって計量と同時に流量も計算できるようになる。