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クラレ、光学用ポバールフィルムの生産増強

2018年2月22日 (木)

話題クラレは、LCD(液晶ディスプレイ)の基幹部材「偏光フィルム」のベースとなる光学用ポバールフィルムの生産設備を倉敷事業所(岡山県倉敷市)で増設する。

LCD市場は液晶テレビ、スマートフォンやタブレットなど携帯機器の世界的な普及で成長を続け、今後もテレビサイズの大型化やパブリックディスプレイの普及で拡大が継続するとみられている。

光学用ポバールフィルムの需要が拡大基調にあることを受け、同社は生産設備の増設が必要と判断した。増設する新系列は、大型偏光フィルムの生産効率向上に貢献する設備になるという。

生産能力は現在の年産2億3200万平方メートルから2億6400万平方メートルへと拡大する。

■設備増設の概要
場所:クラレ倉敷事業所岡山県倉敷市玉島乙島7471
生産能力:年産3200万平方メートル
稼働時期:2019年末予定