ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

DMS、関西拠点を門真市へ移転拡大

2018年3月15日 (木)

ロジスティクスディーエムエス(DMS)は15日、大阪支社を移転し、西日本エリアの事業再構築に取り組むと発表した。同日付で滋賀近交運輸倉庫(滋賀県長浜市)が保有する大阪府門真市の倉庫のうち1084坪を借り受ける定期建物賃貸借契約を結び、大阪支社を移転することにした。

現在の大阪市旭区から移転することで、支社の組織力とDM・物流の業容を拡充する。1991年に竣工した現在の大阪支社では「同社の顧客企業の多くが本社を置く首都圏の事業に注力する一方、西日本エリアでの事業拡大の余地を残す状況」となっていたが、西日本エリアで関西圏が最大の商圏であり、九州にも通信販売などの有望市場があることから、「新たにより多くの顧客企業との取引を実現」するため、体制を拡充することにしたという。

新たな大阪支社は、DM・物流などの業務スペースを従来の1.5倍に拡張するほか、DMの封入封函機といった機器の増設、人員の拡充を計画。DMの生産能力をおよそ3倍に拡大し、配置する人員を増やすことで営業と業務の能力を高める。また、東西に拠点体制を充実させることで、災害や繁忙期の事業継続性向上につなげる。

同社では、大阪支社と福岡営業所を合わせた西日本エリア事業で22年度に売上高30億円(現在は16億円)、営業利益3億円を目指す。

■新たな大阪支社の概要
開設時期:2018年6月
賃貸人:滋賀近交運輸倉庫
所在地:大阪府門真市三ツ島5-36-1
面積:1084.83坪(DMS賃借分)