拠点・施設家電OEMメーカーの千石(兵庫県加西市)は10日、フィリピンに進出すると発表した。5月にルソン島中部の工業団地で新たな製造工場を稼働させる。海外生産拠点は中国の東莞工場・恵州工場に続くもの。
フィリピンへ進出するのは、自社ブランドとOEM製品の普及タイプ製品を中心に、生産・輸出の拡大を図るのが目的で、運営は現地法人の千石フィリピン社が受け持ち、主力のオーブントースターの完成品組立、線材加工などの部品加工を担う。
今後はプレス加工・スポット溶接・リン酸亜鉛による前処理も可能な、塗装・組立にわたる一貫生産体制を整える。
敷地面積2万平方メートル、延床面積6140平方メートルで、同社は「それぞれの設備の特長を活かした部品の加工も含め、需要拡大に向けさらに加速していく」としている。
■千石のウェブサイト
http://www.sengokujp.co.jp/