AIT決算、国際輸送と通関受注伸び増収増益

財務・人事エーアイテイー（AIT）は11日、前2月期決算を発表した。国際貨物輸送の取り扱いと通関の受注が大口顧客を中心に堅調な伸びを示しコスト増加分を吸収、売上高251億1400万円（前年同期比18.1％増）、営業利益14億9700万円（7.5％増）、経常利益15億8700万円（8.6％増）、最終利益11億円（12.1％増）と増収増益で着地した。

大口顧客の売上総利益率が低めであること、海外から日本への輸入海上運賃が上昇したことなどで仕入コストが増え、売上総利益率が低下。この影響で日本部門の利益は伸び悩んだが、中国部門で販管費の伸びを抑える取り組みが奏功し、日本の減益分をカバーした。

今期は売上高285億円（13.5％増）、営業利益15億5000万円（3.5％増）、経常利益16億1000万円（1.4％増）、最終利益11億5000万円（4.5％増）を見込む。