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常石造船、新船型2800TEU型コンテナ一番船竣工

2018年4月13日 (金)

荷主常石造船は12日、新船型の2800TEU型コンテナ船の一番船「KMTC SURABAYA」(KMTCスラバヤ)を中国子会社の常石集団(舟山)造船(浙江省舟山市)で竣工し、船主に引き渡したと発表した。

竣工した2800TEU型コンテナ船は、経済発展に伴う産業材や消費材などの海上輸送量の増加に伴い、中長距離の定期航路を担うコンテナ運搬船の需要増加に対応するもので、ホールド内、デッキ上に20フィート換算のコンテナを最大2806個積載、冷凍コンテナ、危険物の輸送にも対応する。

常石造船独自の省エネ技術や電子制御エンジンの採用で省エネ性能を高め、低燃費を実現。既存の1020TEU型と比べて17%高めた21.1ノットの航海速力を備える。

同社はこれまでばら積み船の建造を主力としてきたが、2800TEU型コンテナ船は2015年の市場投入から多くの受注を重ねていることから、今後も常石集団(舟山)造船で建造していく計画。

■本船概要
船名:KMTC SURABAYA
船種:2800TEU型コンテナ運搬船
主要寸法:全長200メートル×船幅35.2メートル×深さ16.8メートル
満載喫水:11.5メートル
載貨重量トン:3万3200メトリックトン
総トン数:2万8500トン
主機:M.A.N.-B&W7G60ME-C9.5×1set
航海速力:21.1ノット
建造工場:常石集団(舟山)造船有限公司