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北九州港、3年ぶり海上出入貨物1億トン突破

2018年5月7日 (月)

調査・データ北九州市がこのほど発表した北九州港の2017年港湾統計によると、海上出入貨物が3年ぶりに1億トンを超え、コンテナ貨物量とフェリー貨物が過去最高を記録した。

同港では今後もカメリアの日韓RORO船本格就航や、ひびきコンテナターミナルにマースクグループのMCCトランスポートが寄港を開始したことなど、さらに貨物量が増加する動きがみられる。

17年港湾統計(確定値)によると、海上出入貨物取扱量は1億150万トン(前年比3%増)と3年ぶりに1億トンを超えた。コンテナ貨物取扱量は3年連続で増加し、過去最高の54.6万TEU(5.6%増)、フェリー貨物量(海上出入貨物の内数)も5年連続で増加し、過去最高の4521万6375トン(5.2%増)となった。

4月からは、北九州港と韓国・釜山新港の間を週6便で運航する国際定期RORO航路が開設され、定時性に優れる航路の強みを活かし、自動車・産業機械などの製造業はタイムリーな輸送が可能となる。また、東九州自動車道沿線の生鮮品などの輸送も期待される。

さらに、マースク傘下でアジア専業子会社のMCCトランスポートは、ひびきコンテナターミナルと釜山新港を結ぶ航路を開設。マースクグループのグローバルなネットワークを活用した物流改善も可能となる。

北九州市では「今後とも、北九州港での利便性の向上を図り、選ばれる港であり続けるよう努力していく」としている。