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【決算】住友倉庫、国内外で事業拡大策

2012年5月17日 (木)
2012年3月期通期連結(単位:百万円)
 2012年3月期2011年3月期増減率
売上高139,786130,3777.2%
営業利益9,6169,6100.1%
経常利益10,47310,4650.1%
当期純利益6,5114,37248.9%

M&A国内外で事業拡大策
物流事業では、埼玉県羽生市で文書など情報記録媒体の専用倉庫が稼働。倉庫業務の取扱拡大を図るとともに、港湾運送業務では新規航路の取扱いに向けて営業を強化した。海外では中国・青島で第二期倉庫を稼働させたほか、物流品質の向上を図り新規業務の獲得に注力するなど、国内外で事業の拡大に向けた施策を講じた。

 

また、港湾運送事業の強化、海外の物流ネットワークの充実を図るため、子会社のJ-WeScoを通じ、米国の海運会社「ウェストシッピングラインズ」を買収、2011年9月30日に子会社化を完了した。これに伴い新設した事業セグメント「海運事業」では、同社で輸送数量の増加に注力した。

 

ウェストシッピングラインズが通年寄与、増収増益見込む
今期はウェストシッピングラインズの通期寄与や国際輸送、陸上運送などで堅調な取扱いが見込まれることから、連結売上高は前期12.3%上回る1570億円を予想。

 

営業利益は、不動産事業で賃料の下落が見込まれるものの、海運事業でウェストシッピングラインズが通期で寄与すること、物流事業で貨物の取扱いが堅調に推移することが予想されるため、前期を7.1%上回る103億円、経常利益も6.9%上回る112億円を予想している。純利益は66億円(1.4%増)を見込む。