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富士フイルム、国内最大級のバイオ医薬品工場開設

2025年12月24日 (水)

メディカル富士フイルムは23日、富士フイルム富山化学の富山第二工場内に、国内最大級となるバイオ医薬品CDMO工場を開設し、完成式を実施したと発表した。2027年の稼働開始を予定しており、同社グループとしては国内初の抗体医薬品製造施設となる。

新工場は地上6階建て、延床面積は1万6000平方メートルで、5000リットルの動物細胞培養タンク2基と、2000リットルタンク2基を設置。原薬製造から製剤化・包装までを一貫して行う体制を構築する。隣接地にはmRNA医薬品およびワクチン製造工場も建設中で、平時の医薬品製造と有事のワクチン製造を両立する「デュアルユース」体制を整える。

▲完成した富士フイルム富山化学の富山第二工場内の新工場(出所:富士フイルム)

製造拠点には英国のフジフイルムバイオテクノロジーズと共通の品質管理システム「kojoX」(コ―ジョーエックス)を導入し、迅速な技術移管と高品質な製造を実現する。また、富士フイルムは2011年以降、バイオCDMO事業に計1兆円以上を投資し、グローバルで生産能力の拡大を進めている。

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