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ナビタイム、運行管理サービスの検品機能を充実

2025年12月24日 (水)

サービス・商品ナビタイムジャパン(東京都港区)は23日、法人向け運行管理サービス「ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション」の「荷物検品」機能を拡充し、管理者のパソコンから荷物の登録や状況確認ができる機能「荷物ステータス管理」を追加したと発表した。積込や納品の際の確認作業を効率化し、ドライバーと管理者の情報共有をスムーズにすることで、誤配送の防止やドライバーの作業負荷の軽減につなげる。

配送ドライバーへの時間外労働への規制が強化され、対応が求められている運送会社では、検品作業の効率化を図るシステムへの関心が高まっている。同社などでは、ことし7月に運送会社へのアンケートを行ったが、その結果、荷物の誤納品や積み忘れ、不要な積載などが課題となっていることが分かった。こうした課題に、同サービスの「荷物検品」機能では対応できていなかったことから、新機能を開発した。

▲検品の流れ(クリックで拡大、出所:ナビタイムジャパン)

新機能の荷物ステータス管理では、管理者が事前に荷物情報を登録しておけば、ドライバーはアプリの指示に従ってバーコードをスキャンするだけで、正しい荷物が積まれているかをチェックできる。積込時と納品時のダブルチェックが可能となり、積載ミスや誤配送のリスク防止に役立つほか、ドライバーは事前の荷物登録作業が不要になるため、業務時間の短縮にもつながる。

管理者もパソコンの管理画面から、荷物の状況をリアルタイムに確認できるため、ドライバーへの電話確認などが不要になり、トラブルが発生した際も迅速な原因特定と対応にあたることができる。

さらに、パレットに積載された大量の荷物を荷崩しすることなく、そのままの状態で登録・検品をすることも可能になった。作業のスピードを落とすことなく、正確な荷物管理が可能になる。

同社は今後、荷物単位での動態管理や、荷物量に基づいた精度の高い配車計画など、さらなる業務効率化に役立つ機能の開発を目指す。「働き方改革などに対応する機能を提供することで、物流業界の課題解決に寄与していく」としている。

動態管理ソリューションは、複数の社用車を管理する企業向けのクラウド型運行管理サービスで、パソコンとスマートフォン端末があれば、すぐに導入できる。主な機能として、配車計画の作成、作業者の現在位置確認、作業ステータスの確認や登録などがある。

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