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JFE物流の内航船「はいぱーえこ」にシップオブザイヤー

2018年5月21日 (月)
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認証・表彰JFE物流(東京都千代田区)は21日、同社の裸用船である内航貨物船「はいぱーえこ」が、日本船舶海洋工学会主催の「シップ・オブ・ザ・イヤー2017」(小型貨物船部門)を受賞したと発表した。

シップオブザイヤーは、毎年日本で建造された船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船に与えられるもの。はいぱーえこは、省エネ船型とJFEグループのジャパン・マリンユナイテッド(JMU)が提供した最新の省エネ技術が評価された。

同船の特徴は、2枚のプロペラが逆回転する二重反転プロペラにより、一般的な1枚プロペラよりも推進性能をアップさせ、通常の航海時の省エネ性能を向上させている。さらに主機関と電動機を組み合わせたハイブリッド推進システムにより、低速運航時の操船性の向上や荒天時の安定した運航を確保した。

これらにより、従来の船舶より最大で2割アップの省エネ効果が可能になった。また、騒音、振動の軽減や船室数も十分に確保し、可能な限り快適な居住空間を追求するなど、「人と環境」に優しい船舶となっている。

■「はいぱーえこ」概要
船主:向島ドック
全長:74メートル
幅12メートル
積載能力:1700トン
速度:10.5ノット
積載貨物:鋼材