シップオブザイヤーに阪九フェリーの｢いずみ･ひびき｣

認証・表彰日本船舶海洋工学会は5月31日、ことしの「シップ・オブ・ザ・イヤー」を、阪九フェリーが建造したカーフェリー「いずみ・ひびき」に決定した。

▲シップ・オブ・ザ・イヤー・阪九フェリーの「いずみ／ひびき」

▲技術特別賞・日本郵船の「魁」

▲大型貨物部門賞・今治造船の「ミヨーブリッジ」

▲小型貨物船部門賞・井本商運の「なとり」

同船は、新門司-泉大津航路に就航したカーフェリーで、大型化し車両搭載能力を増強する一方で、省エネ技術を多く導入して20％以上の省エネを達成した。モーダルシフトの担い手として環境負荷低減や地域経済の発展への貢献が期待されるという。

また、LNG使用時に重油と比較しNOx排出量80％削減する日本郵船の「魁」を技術特別賞に、大型貨物部門賞には、今治造船の「ミヨーブリッジ」、小型貨物船部門賞には球状型の船首を特徴とした井本商運の「なとり」を決定した。

授賞式は、日本マリンエンジニアリング学会のマリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー、日本航海学会の航海功績賞の表彰とともに、海事三学会合同表彰式として7月7日に海運クラブで行う。