JFE物流、内航原料船｢みらい｣が省エネ格付最高ランク

認証・表彰JFE物流は29日、同社の内航原料船「みらい」が、国土交通省の「省エネ格付け」制度で最高ランクを取得したと発表した。

この制度は、内航船舶のCO2排出削減を目標に、海事局が省エネ・省CO2対策を施した船舶のCO2排出量削減率を評価し、その結果を格付けとして表すもの。船型や省エネ機器などのハード面と、運航改善といったソフト面から船舶の省エネ効果を評価する。

みらいは、新造船のうちハード面での対策で、燃料消費量削減率（改善率）が2000年水準から15％以上向上した船舶に与えられる、最高ランクとなる4つ星を取得した。

同船は、JFEグループのジャパンマリンユナイテッドが開発する二重反転プロペラを導入し、船型も同プロペラに適した最適船型とするため、船首部にノンバルバス形状、船尾部には整流フィンとラダーバルブを採用している。これらにより、高いレベルでのエネルギー効率向上を実現した。