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首都圏湾岸のマルチ物流施設、期待利回り最低値更新

2018年5月23日 (水)

調査・データCBREは22日、不動産投資に関するアンケートの最新調査結果と、2018年1-3月期の投資市場動向を発表した。

物流施設(マルチテナント型・首都圏湾岸部)の期待利回り(NOIベース)平均値は、前期から1bps(ベーシスポイント)低下して4.63%になった。2009年調査開始以来の最低値をさらに更新した。

物流施設の「6か月前と比べた最近」のDIは、「期待利回り」「投融資取り組みスタンス」を覗いた5項目で悪化した。期待利回りは横ばい、投融資取り組みスタンスは3ポイントの改善。「空室率」は「上昇する」の回答率が増加、DIとしては前期比マイナスポイントになった。一方で、投融資取り組みスタンスに対するDIは2期連続で改善した。

同社は、「大型供給を要因とした空室率上昇を懸念する投資家は増えている。ただし、依然として大型物流施設に対する賃貸需要は堅調であることから、投資意欲は高い状態が続いている」と分析した。

調査は3月15日から4月11日に不動産投資関係者179人を対象に実施し、136人から回答を得て集計したもの。