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拠点・施設シーアールイー（CRE、東京都港区）は25日、埼玉県上尾市で延床面積1万9520平方メートルの物流施設「ロジスクエア上尾」の建設に同日着工したと発表した。2019年4月末の竣工を目指す。
開発予定地は、圏央道桶川北本インターチェンジ（IC）から6.9キロ、首都高速埼玉大宮線与野ICから8.4キロに位置し、主要幹線道路である国道17号新大宮上尾道路と県道51号線に接道しているほか、埼玉大宮線与野ICから開発予定地至近までの自動車専用道路の延伸事業の着手が予定されているなど、アクセスに優れる。
開発予定地から徒歩2分のバス停を利用してJR高崎線上尾駅まで7分と通勤利便性も高く、雇用を確保しやすい。
施設は、1万2700平方メートルの敷地に地上3階建て、延床面積1万9520平方メートルの物流施設として開発する。ワンフロア1900坪の3階建てで、1階北側に計16台分のトラック接車バースを設け、複数テナントによる分割使用にも対応が可能となっている。
場内出入口は国道17号新大宮上尾道路側と県道51号線側に計2か所のゲートを設け、トラック車両の各方面へのアクセス性の向上を図る。倉庫は平均照度300ルクス以上、床荷重は1平方メートルあたり1.5トン、有効高さ各階6メートル以上とし、各階2.5トンフォークリフトの走行にも対応する。
外壁は金属断熱サンドイッチパネル、倉庫内の防火区画壁には断熱性・耐震性に優れ、マイナス10度帯までの冷蔵冷凍倉庫の間仕切り壁としても対応可能な耐火断熱パネルを採用し、ブレース（筋交い）や間柱を無くすことで保管効率を高める仕様にする。
各階に2か所の将来垂直搬送機やコンベア貫通用床開口を想定した構造設計を採用することにより、テナント入居時の各階に跨った縦搬送マテハン設備の設置を可能とする。昇降設備は、荷物用エレベーターを2基、垂直搬送機2基を装備する。
県道51号線からの導入路として想定している敷地には、駐車場またはトラック待機場所としても利用できるスペースを2200平方メートル確保しており、テナント企業のオペレーション形態に応じて自由な利用が可能となっている。
このほか、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具、緊急地震速報システム、AEDの設置、自動火災報知設備の断路器設置により、環境面や入居企業のBCPへの配慮する。
■開発プロジェクト概要
名称：ロジスクエア上尾
所在地：埼玉県上尾市1
敷地面積：1万2700.54平方メートル（3841.91坪）
用途地域：準工業地域
構造規模：鉄骨造地上3階建て
延床面積：1万9520.75平方メートル（5905.02坪）
着工：2018年5月25日
竣工：2019年4月末
