再春館製薬、熊本県で医薬品検査センターを承継

メディカル再春館製薬所（熊本県上益城郡）は11日、熊本県薬剤師会が経営する「医薬品検査センター」の事業を譲り受け、新たに設立した再春館「安心・安全」研究所で、7月からすべての検査・試験事業を継承していくと発表した。

再春館製薬所と同センターが培ってきた検査・試験の精度を維持、強化し、地元顧客に安心・安全を提供していくとともに、全国の顧客からのニーズにも対応できるよう検査対象の幅を広げていく。

同社は、年齢化粧品「ドモホルンリンクル」などの製品づくりで、配合原料の産地や製法などにこだわり、自社内で残留農薬の検査を行うとともに、昨年からは放射能検査を実施するなど、トレーサビリティなど品質管理に注力している。

■再春館製薬所が継承する事業（現「医薬品検査センター」事業）
農産物、化粧品、漢方生薬の残留農薬検査
食品などの放射能検査
食品中の細菌試験、食品製造施設の衛生検査
食品の添加物、容器包装などの規格検査
食品の栄養分析、有害物質試験検査
医薬品、化粧品などの試験検査
水道水、井戸水、建築物飲料水などの水質検査
河川、海域、湖沼、地下水などの環境水質の調査分析
事業場排水、廃棄物、下水処理場、土壌などの調査分析
プール・水浴場の水質検査、レジオネラ属菌検査
温泉成分分析
畜産物の動医薬検査
その他公衆衛生、環境保全などに関する試験検査