パナソニック、インド配線器具メーカーを買収

M&Aパナソニックは11日、インドの配線器具メーカー「ファイアプロシステムズ社」を買収すると発表した。

パナソニックが、ファイアプロ社の既存株主が保有する普通株の一部を取得し、アンカーエレクトリカルズ社（パナソニック子会社）の保有分と合わせてファイアプロ社の発行済株式の76.2％を保有する。買収後も既存株主が23.8％の株式を継続保有する。

パナソニックはインドの建築関連市場で、アンカーエレクトリカルズ社を中心に業績拡大に努めてきたが、さらなる成長を実現するため、ファイアプロ社への資本参加を通じ、オフィス、ビル、商業施設など非住宅分野の事業拡大を図る。

ファイアプロ社は、インド市場で大手IT企業や地場のデベロッパーなどの顧客との強固なネットワーク、高いエンジニアリング力を保有しており、この基盤を活用してパナソニックグループの関連商品の導入、施工・メンテナンスサービスを含めたソリューション事業を展開していく。