東ソー、物流費高騰などでポリエチレン樹脂値上げ

財務・人事東ソーは6日、物流費高騰などを理由に、ポリエチレン樹脂を1キロあたり20円値上げすると発表した。

同社は、「ポリエチレン樹脂の主原料である国産ナフサ価格は、足元の原油価格の上昇や旺盛な需要、円安の進行もあり、7-9月以降は1キロリットルあたり5万5000円を超える水準まで上昇する」と予想されている。

徹底したコスト削減に努めしたものの、ナフサの急激な高騰に加えて物流費、副資材、安定生産のための設備修繕費の上昇によるコスト事情の悪化は自助努力のみで吸収することは「極めて困難」だとして、値上げに踏み切った。

■値上げ対象製品
低密度ポリエチレンンンンン（商品名：ペトロセン）
直鎖状低密度ポリエチレンン（商品名：ニポロン-L、ニポロン-Z）
超低密度ポリエチレンンンン（商品名：LUMITAC）
高密度ポリエチレンンンンン（商品名：ニポロンハード）
エチレン酢酸ビニル共重合体（商品名：ウルトラセン）
ポリオレフィン系接着性樹脂（商品名：メルセン）
高溶融張力ポリエチレンンン（商品名：TOSOH-HMS）