調査・データ日野自動車は7日、ドライバー不足や積載率の低下などの課題を解決するため、「新しい物流のかたち」を提案する新会社「NEXT Logistics Japan」(ネクストロジスティクスジャパン、東京都新宿区)を1日に設立したと発表した。
新会社では、「ドライバー・車両・荷物情報の3つの情報を高度に活用した安心・安全な物流環境及び高積載率の実現」「隊列走行・ロードトレインによる高効率大量輸送の実現」に関する実証実験を開始する。
実験では、荷室や貨物の状態をモニタリングすることで空きスペースをみえる化し、積載効率を高めるための情報源化とともに輸送品質の向上を図る。さらに、運転席に設置されたカメラによってドライバーの健康状態や疲労度合いなどを把握するほか、顧客の稼働を停めないため車両情報を日野へ送り、故障診断や予防整備提案などを行う。また、自動運転や高度な環境技術を見据えた実証実験も検討する。