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京東集団、中国の物流拠点2億m2で太陽光発電計画

2018年6月15日 (金)
空白

拠点・施設ECサイト「京東商城」(JD.com)を運営する中国・京東集団は15日、中国・上海にある高度自動化スマート倉庫「アジアナンバーワン」の屋上に太陽光発電システムを設置し、5月から稼働を開始したと発表した。

稼働を開始した太陽光発電システムは、電力消費の多い自動化倉庫で立体自動倉庫やスマートロボ、自動選別システムなどにクリーンなエネルギーを供給する発電設備で、同社はエリア内で稼働する電気自動車への充電、倉庫運営のすべてのシステムの二酸化炭素(CO2)や有害化学物質の排出ゼロを目指す。

また今後、建設中のものを含めて中国全土に数十拠点ある物流センター「アジアナンバーワン」にこの太陽光発電システムを導入し、2030年までに総敷地2億平方メートルの倉庫で採用する計画だ。

これらの拠点では、さらにエネルギーコストを削減するため保温・断熱材の効果的な採用や通気性・自然光など、「業界水準を超える高い設計基準」(京東集団)を設定。ほかにも貯水システムを積極的に導入する方針で、上海拠点の地下にある貯水タンクでは雨水を貯蓄し、緑化地域の灌漑向けなどに利用することができるという。

■初旭輝氏(京東物流上海アジア1号太陽光発電プロジェクト責任者)のコメント
「京東物流は現在、国内外の著名な太陽光発電設備メーカーとともに大規模な太陽光発電システムの展開を加速させている。年末までに100万平方メートル面積に相当する倉庫の屋上にこのシステムが導入されるだろう」