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館山総合高校の生徒26人が貨物船見学

2018年6月25日 (月)

イベント関東運輸局は25日、千葉県立館山総合高等学校海洋科3年生の生徒26人(航海科17人、機関科9人)を対象に、14日に貨物船「鐵竜丸」「駿翔丸」の船内見学会を実施したと発表した。

見学会は、一度に多くの水産系高校の生徒に内航船の実態等について理解を深めてもらうため、昨年度から取り組み始め今回で2回目の実施となる。日鉄住金物流、関東地方船員対策協議会の協力のもと、内航貨物船2隻で実施した。

当日は、東京都江東区有明の日鉄住金物流の東京物流センターで製品コイルを荷役中の鐵竜丸、停泊中の駿翔丸の2隻に生徒と引率教員2人が2班に分かれて乗船し、船橋や機関室等を巡りながら、乗組員の方から船内設備や生活環境などの説明を受けた。

実施後、参加した生徒からは、「教科書や実習船に載っていない機器等が学べて良かった」「当直勤務の交代制など実務を知ることができた」「一緒に仕事をしたくなった」といった感想が寄せられた。

関東運輸局では、若年内航船員の確保・育成を図るため、船員を目指して勉強中の水産系高校の生徒に対し、将来の職業選択肢の一つとなるよう内航海運業に関する講話や旅客船・貨物船の就業体験、船内見学会などを実施している。