話題国土交通省は、昨年7月の調査で荷待ち時間が最も長かった「加工食品の物流」に携わるトラックドライバーの労働時間の改善に乗り出す。
輸送品目ごとに抱える課題や特性が異なることから、物流の生産性を高める上でより大きな課題を抱える加工食品に的を絞って取り組む。
荷待ち時間の記録が義務化された昨年7月以降に「荷主の都合」で発生した30分以上の荷待ちを対象とした調査で、加工食品物流は3892件の回答のうち392件と最も多かった。
この結果を受け、国交省では「トラック運送事業者、発着荷主などの関係者が連携した、サプライチェーン全体での検討を行う」必要があるとして、この問題の改善を検討するための懇談会を設置。29日に初会合を開くことにした。