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大建工業、会津工場に和紙畳おもての設備新設

2012年5月16日 (水)

拠点・施設大建工業(大阪市北区)は15日、畳おもての原材料となる天然イ草の供給不足と、震災復興による畳需要の増加に対応するため、生産子会社の東部大建工業・会津工場(福島県会津若松市)に「和紙畳おもて」の設備を新設し、21日から販売を開始すると発表した。

 

畳おもての原材料である天然イ草の国内生産は、1970年頃をピークに減少の一途を辿り、現在では中国産のイ草が畳おもて全体の7割を占めている。

 

しかし近年、中国でもイ草生産量の減少が進んでおり、一方で震災復興による畳需要の増加が見込まれていることから天然イ草の供給不足が懸念されるとして、イ草に代わる畳おもての供給力を強化することにしたもの。

 

和紙畳おもての増産設備は東部大建工業会津工場に新設し、年間40万帖の生産能力を持たせる。また、会津工場に畳おもて生産ラインを新設することで、会津エリアで新たな雇用創出を図る。