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日本郵船、中国で自動車物流の事業領域拡大

2018年7月27日 (金)

ロジスティクス日本郵船は27日、郵船ロジスティクス、安吉汽車物流とともに3社が共同出資する会社の新社名を「上海安吉日ユウ物流」(上海NYK安吉ロジスティクス)として本格的にサービスを開始した、と発表した。

日本郵船と郵船ロジスティクスが協業することで、完成車輸送だけでなく自動車部品物流を含めたサプライチェーン・ロジスティクスの幅広い展開を目指す。

上海安吉日ユウ物流の前身は「NYK安吉カートランスポーテーション」で、2004年に安吉物流51%、日本郵船49%の出資で設立。これまでは安吉物流が属する上海汽車グループやほかの自動車メーカーに対し、中国国内で完成車輸送サービスを提供してきたが、日本郵船グループで物流事業の中核を担う郵船ロジスティクスが日本郵船の所有する株式の20%を取得したのを機に、社名を変更した。

今後は3社それぞれの技術やノウハウを組み合わせ、海外部材調達から完成車輸送、アフターマーケット部品配送まで、自動車関連物流の一貫サービスを提供する。

日本郵船では、今回の郵船ロジスティクスとの協業について「日本郵船グループとして自動車関連物流の一貫したサービスを実現する具体的事例となり、今後の連携をさらに深化してくことが期待できる」としている。

■上海NYK安吉ロジスティクスの出資比率
安吉物流51%、日本郵船29%、郵船ロジスティクス20%