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住友倉庫1Q、海運事業損失拡大で営業減益

2018年8月7日 (火)

財務・人事住友倉庫が7日発表した2019年3月期第1四半期(4-6期)決算は、海運事業で北米の寒波の影響により輸送数量が減少したなどで、営業利益が26.1%減少した。

海運事業では、年初の北米の寒波の影響に伴う輸送数量の減少により、売上高が57億2800万円で8.9%減少。また、燃料油価格の上昇もあり、セグメント損失は4億7900万円(前年同期は営業損失9000万円)となった。

物流事業では倉庫業が昨年7月に子会社化した若洲(東京都江東区)が寄与し、倉庫収入は63億7300万円(9%増)となった。港湾運送業はコンテナ荷捌が減収となったものの、一般荷捌が増収となったことなどから港湾運送収入は91億5000万円(1.1%増)。

国際輸送業は航空貨物の取り扱いが増加し、海外子会社も増収となったことなどから、国際輸送収入は94億3500万円(5.9%増)。陸上運送業・その他の業務では、eコマースに関連する輸送の取扱拡大に伴い陸上運送収入が増収となったことなどから、陸上運送ほか収入は111億6300万円(7.5%増)となった。

これらの結果、物流事業全体の売上高361億2200万円(5.7%増)。セグメント利益は人件費の間接費用の増加により、24億6000万円で5.7%減少した。

不動産事業は、収益は前年同期並みの25億9000万円(0.6%増)を確保。セグメント利益は賃貸用不動産物件の取得に伴う一時税金を計上したことなどから、11億7100万円(同7.2%減)だった。

■2019年3月期第1四半期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
44,1103.2%
営業利益
1,903-26.1%4.3%
経常利益
3,115-15.3%7.1%
純利益
2,223-9.3%5.0%