拠点・施設アルプス物流は8日、タイ現地法人のアルプス・ロジスティクス(タイ)がバンコク近郊のチャチュンサオ県バンパコンに土地を取得し、倉庫建設に着手したと発表した。2019年5月の竣工を目指す。
2008年に現地法人を設立した同社は、運送・保管・輸出入をすべて自社で提供する体制を整え、保管事業ではレムチャバン、アユタヤ、バンナの3地区で倉庫を借り受けて業容を拡大してきたが、電子部品・自動車関連部品メーカーの集積するバンナ地区で取扱貨物量が増え、今後も需要の拡大が見込めるとして、新倉庫の建設と現バンナ倉庫からの移転を決めた。
新倉庫は、空調設備を導入して温度・湿度管理に対応。ニーズの高い帯電防止、防塵対策など、アルプス物流が主力貨物としている電子部品、半導体に適した環境を整備する。
現地はスワンナプーム国際空港や海運貨物の内陸デポのあるラッカバンに近く、タイ国内、国際物流の重要な拠点として運営する計画。
■新倉庫の概要
名称:アルプス・ロジスティクス(タイ)バンナ倉庫(仮)
所在地:タイチャチュンサオ県バンパコン郡バンサオトン
敷地面積:3万2000平方メートル
延床面積:2万平方メートル
構造:地上3階建て、RC造
着工:2018年8月
竣工:2019年5月