財務・人事SGホールディングスが10日発表した4-6月期決算は、宅配便の取扱個数を抑えながら運賃を適正水準へ引き上げる取り組みによって単価が上昇し、売上高が11.7%増(前年同期比)の2731億円、営業利益が3.5%増の191億円となった。
主力の「飛脚宅配便」取扱個数は、4月1億700万個(0.3%減)、5月1億600万個(1.5%増)、6月1億400万個(1.8%減)と、月によって増減があったものの第1四半期の3か月を通して平準化を図ることができ、個数の抑制(減少)に伴う減収影響は3億円にとどまった。
また、運賃改善の取り組みによる単価アップは253億円の増収効果につながり、決算期間の変更(「3月21日-翌年3月20日」から「4月1日-翌年3月31日」)による減収分113億円を吸収。不動産売却額の増加も寄与して増収増益で着地した。
■2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 273,159 | 11.7% | |
営業利益 | 19,143 | 3.5% | 7.0% |
経常利益 | 20,063 | 7.3% | 7.3% |
純利益 | 11,273 | 7.2% | 4.1% |