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メディパル、難病治療薬の緊急配送システム構築

2018年8月22日 (水)

ロジスティクスメディパルホールディングスは21日、傘下のSPライン(東京都中央区)が、シャイアー・ジャパン(千代田区)と、後天性血友病患者の出血時の緊急対応を可能にするため、「ファイバ静注用1000」の緊急配送システムを構築し、今月から本格的に稼働を開始した、と発表した。

ファイバ静注用1000の対象疾患となっている後天性血友病は、突然発症するまれな疾患であり、生命に関わる重篤な出血を起こすこともあるため、速やかな止血治療が必要とされている。

この治療への貢献を目的として、SPラインとシャイアー・ジャパンは業務委託契約を締結。これにより、緊急時にファイバ静注用1000を全国の医療機関へすばやくに配送できるシステムの運用を本格的に開始した。

このシステムにより、メディパルの完全子会社であるメディセオ(中央区)、エバルス(広島市中区)、アトル(福岡市東区)への医療機関からの要請に対し、SPARSEラインが構築したコールセンター機能などを活用し、365日24時間緊急配送が可能となる。