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ニッポンハムG4社、トラック1360台にセイフティレコーダ

2018年9月4日 (火)

▲関東日本フード川崎営業部の車両

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調査・データデータ・テック(東京都大田区)は4日、ニッポンハムグループ食肉販売会社4社の車両に、安全運転教育と配送効率の向上を目的に同社が開発した車載機「SRConnect」(セイフティレコーダコネクト、SR)が導入されたと発表した。7月に全車両への導入が完了し、現在、1360台の運用がスタートしている。

東日本フード、関東日本フード、中日本フード、西日本フードのニッポンフード4社では、セイフティレコーダコネクトが初の安全機器一斉導入となった。運転のクセを数値データ化し、さらなる安全運転教育を推進する。将来的には同製品から取得できる位置情報、時間情報、走行情報を利用し、働き方改革や売上拡大を見込んだ配送効率向上につなげる。

ニッポンフード各社は、全国に113か所の拠点(4月1日時点)、トラック1360台を保有しており、精肉店、量販店、工場、外食チェーンに配送とルート営業をしている。これまでは、グループ会社それぞれで講習会、添乗指導や簡易ドライブレコーダを使った映像指導などの安全教育を実施していた。

▲セイフティレコーダコネクトの取付状況

日本ハムの丸山健弥氏(執行役員食肉事業本部フード・物流事業部長)は、「業務を拡大することによって車両や人員が増えてきた。目指すところは事故・違反ゼロ。そのために様々な安全運転講習会やルート同行などを実施してきたが、なかなか減らなかった。また、フード会社独自で簡易型ドラレコを使用し、映像をパソコンに取り込みひたすら見て危険運転をチェックするということをやっていたが、責任者や安全管理室の仕事が増え、ほかの仕事ができないという課題も出てきた」と話す。

そこで中日本フードでテストしたところ、「荒い運転を自動でピックアップしてくれるということに驚いた。さらにSRを使って安全運転することによって燃料費削減、CO2の削減になると聞きいた。コスト削減などプラス面が多いことから、全社導入を決めた」という。

導入後については、「SRがついていることで抑止力になっている。安全運転をしなければいけないという意識付けになる。点数がでるので、点数を上げたいという思いが安全運転につながっている」としている。

■データ・テックのニッポンハムグループ導入事例紹介ページ
http://www.datatec.co.jp/news/3522/