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鈴与、ニプロファーマ向け医薬品物流棟が本稼働

2018年9月5日 (水)

ロジスティクス鈴与は5日、ニプロファーマの伊勢工場(三重県松阪市)内で建設していたニプロファーマ向け物流施設が完成し、今月から本格稼働に入ると発表した。

鈴与とニプロファーマは2017年5月に医薬品物流の品質確保で業務提携し、その一環として同工場内に15-25度の温度管理、低温、湿度管理機能を持つ物流棟を共同で建設、ことし5月に竣工した。その後、空調機器などの適格性評価が終了したことを受け、稼働を開始する。

倉庫の医薬品入出荷・保管・輸送業務を鈴与が受託し、ニプロファーマとともに医薬品の適正な流通を確保するための国際基準「GDP」(グッド・ディストリビューション・プラクティス)にも取り組む。

新物流棟は、嫌虫スピードシャッターやエアカーテンを導入して防虫管理を徹底、温湿度を集中管理し、異常時は関係者の携帯電話へアラーム発報する仕組みや、停電時にバックアップ電源に接続する設備を導入した。

■新物流棟の概要
名称 ニプロファーマ伊勢工場新物流棟
所在地 三重県松阪市嬉野天花寺町647-240
営業開始 2018年9月3日
建築面積 2852.72平方メートル
延床面積 3903.60平方メートル
構造 鉄骨造3階建て
<自動ラック倉庫>
保管数 4920パレット
温度 15-25度(3極GMP対応)
特徴 耐震構造
<保冷庫>
保管数 50パレット
温度 2-8度
<低湿度保管庫>
保管数 10パレット
湿度 30%以下
庫内 パレット洗浄機を設置