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鈴与とニプロファーマ、医薬品物流で業務提携

2017年5月8日 (月)
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ロジスティクス鈴与は8日、ニプロ傘下のニプロファーマ(大阪市中央区)と、医薬品の品質確保や輸送の効率化を目的に業務提携すると発表した。

医薬品の国際的な輸送・保管においては、医薬品の適正な流通を確保するための国際基準(GDP) に基づき、厳格な品質管理が求められる一方で、国内の物流業界に限ると保管倉庫や輸送トラックなどのハード面を含め、品質確保に向けた対応は「不十分な状況」だという。

これらに対応するため、ニプロファーマ伊勢工場内(三重県松阪市)に温度管理(15-25度)、低温・湿度管理機能を備えた自動倉庫を共同で建設し、医薬品の入出荷・保管・輸送業務は鈴与が受託する。

併せて両社で輸送・保管業務の品質管理システムの整備・運用を推進するとともに輸送効率の改善に取り組む。

■新物流倉庫概要
所在地:三重県松阪市嬉野天花寺町647-240(ニプロファーマ伊勢工場内)
建物概要:医薬品物流自動倉庫(3極GMP対応)
構造:鉄骨造2階建て
建築面積:2900平方メートル
保管能力:5000パレット
延床面積:3900平方メートル
使用開始:2018年6月
投資総:14億円